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substantia nigra

黒質
名詞

substantia nigraは、ラテン語で黒い物質を意味し、その名の通り、ニューロメランという黒い色素を含む神経細胞が密集しているため、肉眼で見た際に黒く見えることが特徴です。この領域は中脳に位置し、主にドーパミンという神経伝達物質を生成して基底核へ送ることで、身体の滑らかな運動制御や報酬系の処理を司っています。

パーキンソン病との密接な関係

医学的な文脈において、この用語は特にパーキンソン病の議論で頻繁に登場します。パーキンソン病では、substantia nigraにあるドーパミン作動性ニューロンが徐々に脱落し、その結果として震えや動作緩慢などの運動症状が現れます。そのため、神経科学や臨床医学のテキストでは、この部位の変性や機能低下が疾患のメカニズムとして詳しく説明されます。

解剖学的な区分と機能

substantia nigraはさらに、機能的に異なる二つの領域に分けられます。

pars compacta(緻密部):主にドーパミンを産生し、運動制御に関与する領域です。
pars reticulata(網状部):主に抑制性の信号を送り出し、他の脳領域への出力を制御する領域です。

このように、単なる一つの組織ではなく、複雑な回路の一部として脳内の情報伝達に寄与しています。

意味

名詞黒質

中脳に位置する基底核の構造の一つで、ドーパミン作動性ニューロンを含み、報酬、依存、および運動制御に不可欠な役割を果たすこと

Degeneration of the substantia nigra is a primary characteristic of Parkinson's disease.

黒質の変性は、パーキンソン病の主要な特徴である。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error